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当社は水素事業とともに、日本国内にて水素ステーションの普及事業を展開します。100%再生可能エネルギー由来の水素の生成と利活用を通じて、再生可能エネルギーの安定供給を実証する、水素ステーション実証モデル事業に取り組んでいます。多くの企業様が共同参画し、水素社会の実現を目指して参ります。

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設備概要

オンサイト式水素供給システム

 オンサイト式水素供給システムは、水素製造装置、水素精製装置、水素圧縮装置、水素貯蔵装置、水素充填ディスペンサ、冷却装置、ステーション制御システム等で構成されています。ステーションで水素を製造することにより、水素輸送のコストが節約され、水素貯蔵装置の規模が縮小され、ステーションの運用コストを削減できます。

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オフサイト式水素供給システム

 水素充填ステーションは、水素荷降ろし装置、水素圧縮装置、水素貯蔵タンク、水素充填ディスペンサ、冷却装置等で構成されています。 水素荷降ろし装置は、高圧コンプレッサーを介して、ロングチューブトレーラー内の水素を水素貯蔵タンクで圧縮します。高速充填を実現するため、水素貯蔵タンクは、高圧、中圧、低圧の3段階に分けられ、ステーション制御システムは、プロセスの全体制御を行います。 ステーションにはロングチューブトレーラーの荷降ろし専用場所があり、荷降ろしが完了したらステーションに離れることができます。

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水素ステーション実績

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水素ステーションの設計、機器の提供、設置試運転、品質保証、アフターサービスを担いました。ステーション建設規模は1940㎡、2019年12月に稼働を開始しました。トレーラーを水素の供給源として、圧縮機を介して水素を加圧、水素燃料電池車に充填します。1日あたりの水素燃料補給能力は500kgで、70MPaの高圧水素燃料を補充します。

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武漢洪山水素ステーションは2021年 1月末に建設工事を終了、物流運輸車、リムジンバス、路線バス等の水素燃料電池車に向け、70MPaの水素燃料充填サービスを提供しています。ステーションの面積は約2,000㎡、オフサイト式を採用、1日あたり500kgの水素燃料補給能力があります。

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この水素燃料補給デモンストレーション用ステーションは、現在世界最大の水素燃料補給ステーションであり、1日あたりの水素燃料補給能力は4.8トン、8台の水素燃料補給機と16本のピストル型水素燃料充填ホースがあり、同時に16台の燃料電池車に燃料補給サービスを提供できます。1日の充填可能車両数は600台になります。

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充填時間は「満充填が約8分で完了」し400km以上の走行が可能です。燃料電池車は走行時に水しか排出しないので大気を汚染することはありません。私達は子供達の未来・地球の未来のために、これから水素を安全かつ安定的にお客様にご提供してまいります。

水素は利用時においてCO2を排出せず、また自然条件によって出力が変動する再生可能エネルギーを水素に変換して貯蔵できることから、地球温暖化対策上重要なエネルギーです。水素社会を実現する為、燃料電池自動車の普及促進に欠かせない水素ステーションの整備に積極的に参加しています。

*補助金が利用可能*
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/hydrogen_sup